2012年9月23日日曜日

コロイドガラスとは

コロイドガラスというと、シリカゾルである、コロイダルシリカを連想される向きも多いと考えられる。しかしコロイダルシリカは水ガラスまたは珪酸ソーダからナトリウムを除去したゾル(微粒子)液であり、これでは常温でガラスができるはずもない。コロイダルシリカは熱をかければガラスになるが、その温度は500度以上できれば1000度は必要とされる。コロイダルシリカが乾燥すればガラスのようなゲルを取り出せるが、それはあくまでもゲルにすぎず、簡単に割れて砂のように白くなってしまう。コロイドガラスはシリカを高分子化させたものでモノマーであるコロイダルシリカとは違う。コロイドガラスは結合基と呼ばれる枝を持ち、乾燥すると、ポリマーとポリマーが結合し触媒の力でハイブリッドガラスを形成する。

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