日本で初めて、水性領域でガラス質を形成する塗料を開発しました。屋外の木材を保護したり、木材を燃えなくさせることが出来たりするのがガラス塗料の良いところです。https://premium.ipros.jp/nikkoweb/?secure=true
2012年12月16日日曜日
昨今、ガラス系と呼ばれる塗料やワックスが多く販売されている。このガラス系と呼ばれる塗料はほとんどがアルコール溶媒である。さりげなく見ればわかるのだが、アルコキキシラン、有機珪素とか書いてあると思う。これはアルコール溶媒にシリカを分布させたもの」、すなわちアルコキ(アルコールまたはアルキル溶媒にたとえば、テトラ(4の)エタ(エタノールのエタ)キシシラン(シラン化合物)が分布したものと考える。これら有機ケイ素は加水分解といって水を加えると珪素化合物を形成させる。しかし、水を混合しても容易には加水分解しない。そこで触媒を使用する。それが酸触媒としての塩酸、フッ酸であり、塩基触媒でのアンモニウムである。以前はフッ化アンモニウムを使用していたと思うが毒性が高いので現在は使用していないと思う。またオクチル酸ジブチル錫も非常に有効であったがこのご時世では使用できない。いまや環境の時代であり、水性の塗料を重視する時代でもある。そこで考え出したのが、錯体と呼ばれる有機と無機金属の化合物をつくり、シリカとシリカを結合させる方法であった。こうすれば、膜厚も簡単につけられ、伸縮性があるので木材に密着し、顔料も配合できるようになった。それがウッドレスキューの誕生である。
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