2012年12月22日土曜日

常温で固まるガラス、そのメカニズム その1

常温で固まるガラスって、、、何??? というあなた。当然ですその感覚。でも車にはガラス系コートが大流行 ではそのメカニズムを解説しましょう。事の発端はこんな事を考えた学者がいました。「有機溶媒にガラスの成分を入れて溶かし込んで、有機溶媒が揮発したら、ガラスの膜が常温でできるのではないか」発想は1970年代、そうアップルが創業した時代でした。でもそこからなにも始まりませんでした。なぜならば、有機珪素と呼ばれるアルコキキシランが高価だったためです。時代は流れ、アルコキキシランも1990年代では一定の市場を得られるようになります。アルコ低温でガラス質を得る研究が盛んになります。それがゾルゲル法と呼ばれるガラス形成方法です。このゾルゲル法を変性化させたものが液体ガラスと変わっていくのです。

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